米国Googleは3月30日、同社のモバイル?サービスが中国本土で部分的に遮断されていることを明らかにした。同社は先週、中国政府の方針にそむき、検索サービスにおいて検閲を停止していた。
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中国本土からのアクセス可否状況を監視するためにGoogleが開設したステータス?ページ「Mainland China service availability」を見ると、同社のモバイル?サービスは28日以降、部分的に遮断されているもようだ。
このアクセス遮断がどの程度の規模で実施されているのか、また、Googleが先週「Google.cn」のサービスを停止し、中国本土からのアクセスを香港版の「Google.com.hk」にリダイレクトし始めたことと関係しているのかどうかについては不明だ。中国本土で運営されていた Google.cnは、政府方針に従って「Tiananmen(天安門)」など政治的にデリケートな検索結果を検閲していたが、 Google.com.hkではそうした検閲は行っていない。
なお、筆者がChina Mobile(中国移動通信)のGPRSデータ通信サービス経由でアクセスしてみたところ、北京からGoogle検索、Googleマップ、Googleニュースの各サービスにアクセスすることはできなかった。
前出のステータス?ページは先週開設されたが、ステータスに変化が現れたのは開設以来初めてのことだ。そのほかのサービスについては、YouTubeと Bloggerは先週からずっとブロックされたままであり、Google Docs、Google Groups、Picasaといったサービスは部分的に遮断されていることが示されている。
(Owen Fletcher/IDG News Service北京支局)
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